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黒織部筒茶碗　遠山美恵子作｜萌黄窯

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黒織部筒茶碗　遠山美恵子作｜萌黄窯（岐阜・多治見）

岐阜県多治見市、織部焼の名産地に窯を構える萌黄窯（もえぎがま）・外山三枝子による、黒織部の筒茶碗です。

黒織部ならではの深く艶のある黒釉と、意図的に残された**白い「窓」**との対比が印象的な一碗。
白地部分には、鉄絵による即興性のある文様が描かれ、織部焼特有の大胆さと遊び心を感じさせます。

◆ 黒織部の魅力

・厚く掛けられた黒釉は奥行きのある艶を持ち、光の当たり方で表情が変化します
・白い窓とのコントラストが際立ち、織部らしい緊張感のある景色
・柵や草木を思わせる鉄絵文様が、自由で力強い印象を与えます

◆ 筒茶碗の形

・背の高い筒形は、冬の茶事・茶会に好まれる形
・抹茶の温度を保ちやすく、両手で包み込むように持てる実用的な造形
・轆轤目やわずかな歪みが、手仕事ならではの味わいを引き立てています

◆ 内部・高台

・内側も黒釉で覆われ、抹茶の緑が一層美しく映えます
・高台は土味を残した無釉仕上げ
・高台脇に作家の刻銘あり

◆ サイズ

・高さ：約11cm
・口径：約10.5cm

◆ 状態

・ヴィンテージ品として良好な状態
・経年や使用に伴うごくわずかなスレあり
・ヒビ、欠けはありません
※詳細は画像をご確認ください

◆ 作家について

**遠山美恵子（とやまみえこ）**は、萌黄窯にて制作を行い、
織部焼の大胆な造形美と、女性作家ならではの繊細さを併せ持つ作品で知られています。
茶の湯に適した実用性と、静かな存在感を備えた器は、国内外で評価されています。

茶道でのご使用はもちろん、日常の一服や、日本陶芸コレクションの一点としてもおすすめの作品です。