2022/01/19 11:53


この瓦は、熨斗瓦の飾りです。

30年くらい前に上関の旧家の解体で取り外されたものです。

日本の屋根瓦の歴史は、 古代から中世 「日本商事」によると、仏教とともに百済から西暦588年に日本に紹介されました。百済から飛鳥寺の建設に初めて、マナフミ、ヨキフミ、リョウタカフミ、マテイヤの4人の専門家(タイル博士)が派遣されたと言われています。日本最古の現存する瓦は飛鳥時代のもので、極楽坊本堂と元興寺(飛鳥寺)の禅室に敷かれていると言われています。 寺院の外で最初に使用された例は、7世紀の終わりに建てられた藤原京であると言われています。大極殿などの宮殿は瓦屋根で建てられていることが考古学的に確認されており、寺院の外で初めて瓦が使用されたと考えられています。藤原京の建設により、周辺地域だけでは瓦の生産が追いつかず、近江、淡路、讃岐などで生産が開始されました。この頃の瓦窯の残骸は、宗吉瓦窯(現川県水戸陽市三野町吉津)。しかし、農村部では、8世紀半ばまでは瓦屋根が寺院に限られていたことがわかります。 奈良時代と平安時代には、瓦は寺院や宮殿だけでなく、政府機関にも使われていました。特に、国分寺や国分寺など、地方でも国力を象徴する建物に使用されます。しかし、歴史的な絵画の出典から、貴族の邸宅はヒノキの樹皮で作られ、タイルは公共の建物にのみ使用されていたことがわかります。各地に「がおく」と呼ばれる瓦の製造・供給を行う事務所を設置し、指定された寺院や事務所に納品しました。